お知らせ

 令和5年1月27日(金)小美玉市四季文化館「みの~れ」で「生徒指導中央大会」が開催されました。

本校からはPTA会長と幹事が参加しました。会長は県高P連理事でもありますので、終日大会運営担当としてご尽力されていました。

 開会行事の後、優良PTA文部科学大臣表彰伝達(県立竹園高校)、善行生徒表彰(39名)がありました。

 講演は「学校におけるスクールロイヤーの関わり」の演目で有馬総合法律事務所弁護士の有馬先生のお話を聞くことができました。学校に関わる専門家には、生徒の心の問題をサポートするスクールカウンセラー(SC)、生徒の家庭の悩みをサポートするスクールソーシャルワーカー(SSW)、学校で起きるトラブル解決をサポートするスクールロイヤー(SL)があります。学校弁護士は神木隆之介主演でNHKドラマにもなりました。現在スクールロイヤーは茨城県で15名配置されています。いじめ予防授業、職員研修、法律相談が主な業務内容だそうです。平成25年度から「いじめ防止対策推進法」が施行され、法令上の「いじめ」の定義が幅広くなりました。相手の行為によって不快と感じるものは「いじめ」に該当するそうです。「いじめ」は人権侵害、仕返し以外にできることがある、許されるいじめなんてない、時に重大な事態を招く、自身の行為が他人のコップを溢れさせるかもしれない…。学校・保護者の立場から、日々、子どもたちに伝えていただきたいとのことでした。また、成年年齢引き下げの問題点として、18、19歳は契約の未成年者取消権が失われること。マルチ、美容、タレント契約など18歳も勧誘のターゲットになるので若年者に多い消費者トラブルにさらに注意を払う必要があるとのことでした。

 事例発表は、県立太田西山高等学校PTAによる「本校、PTA活動について」、研究発表は、下妻第一高等学校・附属中学校校長による「GIGAスクール時代の生徒指導」~1人1台端末導入に伴う生徒指導に係る考察~がありました。

 茨城県警より、道路交通法の一部改正について。令和5年4月1日から施行。すべての年齢層の自転車利用者に対するヘルメット着用が努力義務化されます。また、令和元年6月に「茨城県交通安全条例」が改正され、「自転車の安全な利用の推進」と「自転車損害賠償責任保険への加入の促進」に関する条文が追加されています。「スマートフォンを操作しながら」、「イヤホンで音楽を聴きながら」などの危険運転が問題になっています。さらには、自転車が歩行者をはねて死亡させる事故も発生しており、自転車側に高額賠償を命じる判決が下されるケースがあります。任意保険の商品については様々ありますが、県高P連が団体契約している『生徒総合保障制度』(団体割引適用)もありますのでご相談ください(中等生は中一の年齢からも加入できます)。