校長あいさつ

校長 中久喜 歩


 茨城県立古河中等教育学校のホームページにアクセスいただきありがとうございます。校長の中久喜 歩と申します。


 本校は、中学校と高等学校の6年間を接続した中高一貫校として、平成25年4月に開校した新しい学校です。令和5年3月には5回目の卒業生を送り出しました。本校の特色ある教育活動「Σ[シグマ]ソフィア・プロジェクト」を通して、生徒たちは高い次元での自己実現を果たしています。東京大学、京都大学はもとより、医学部医学科等の難関大学への進学実績を残しています。


 本校の教育目標は「高い学力と豊かな人間性を兼ね備えた次代のリーダーの育成」です。そのための取り組みとして学校独自のΣ[シグマ]ソフィア・プロジェクトを導入しています。

プロジェクトの名称は、すべての和を意味する「Σ[シグマ]」と英知を意味するギリシャ語の「ソフィア」を組み合わせたものです。


 Σ[シグマ]ソフィア・プロジェクトには「Σ[シグマ]アカデミア」、「Σ[シグマ]コミュニケーション」、「Σ[シグマ]サイエンス」の3つの柱と、全ての教育活動を束ねる「課題研究」という特色ある4つのプログラムを用意し、生徒の自己実現を可能にするための教育活動が展開されています。


 Σ[シグマ]アカデミアでは、「異年齢交流活動」や「トップリーダー講演会」、「学びの工夫」等により「弛まぬ学ぶ力」を育成します。Σ[シグマ]コミュニケーションでは、「校内語学研修(1年次)」や「校外語学研修(TOKYO GLOBAL GATEWAY)(2年次)」、「ニュージーランド海外研修(3年次)」、「グローバルスタディプログラム(4、5年次)」、「短期・長期留学(4、5年次)」、「国連グローバルセミナー(5年次)」、「日本語・英語ディベート」等により「発進力・論理力」を育成します。Σ[シグマ]サイエンスでは、「大学研究室・研究所訪問」、「科学出前講座」、「科学の甲子園」、「各種オリンピック」「大学主催のサイエンスセミナー」等への参加により「科学的考察力」を育成します。課題研究では、全ての教育活動で培った資質・能力を十分に発揮し、自分の興味ある分野を思う存分に研究することで「創造力・探究力」を育成します。


 6年間のゆとりある学校生活の中で、多くの、そして様々な体験・探究活動を通して「本物」に触れ、「本物の場所」に身を置き、「本物の人物」に出会いながら豊かな感性を、学校の内外で磨いていくことになります。


 また、令和元年度には医学コースも設置され、開校以来の念願である医師を育てる取組の充実も図られています。


 最後に、本校の校訓は「創造・挑戦・貢献」です。全ての教育活動を通して、生徒たちには、「将来の予測のつかない激動の時代の中にあっても、主体的・創造的に力強く生きていく人に育って欲しい」、「自ら課題を見つけ、解決を図っていくことができる、つまり挑戦できる人に育って欲しい」、「自分の持っている知識や技能を最大限に活用し、社会や周りの人々に貢献できるリーダーになって欲しい」と考えています。さらに、生徒たちには、「明るく」「元気に」「さわやかに」伸び伸びと活動していけるよう、今後も本校の教育活動については、日々洗練、進化を続けていきます。


 詳しくは本ホームページをご覧ください。


 今後とも、古河中等教育学校をよろしくお願いいたします。


令和5年4月