お知らせ

 令和2年2月5日(水)青少年健全育成茨城県推進大会に参加してきました。会場は「アダストリアみとのメインアリーナ」昨年4月オープンした県内最大級の体育館で,B.LEAGE男子プロバスケットボールリーグ『茨城ロケッツ』のホームアリーナです。

 茨城県副知事,茨城県青少年育成協会会長,茨城県議会保健福祉医療委員会長挨拶,ライオンズクラブより活動助成金贈呈につづき,「地球の反対側にあったもの」の題で,下館南中の生徒の発表がありました。1年間のアメリカ生活での体験から,詩人金子みすゞさんの「みんながちがって,みんないい」のように,人種文化の違いあっても互いに尊重しあえることが大切といった内容でした。

 事業実施報告「地域を編む孤立0(ゼロ)プロジェクト」合同研修会のあとに,パネルディスカッション「はじめの一歩!孤立ゼロの地域づくりを目指して~深めよう 繋がろう~」がありました。茨城県生涯学習社会教育研究会会長 長谷川幸介氏,ひきこもり大学茨城キャンパス代表 大谷武郎氏,特定非営利活動法人SMSC/まちキッチン「あえる」普及委員会 高島聖也氏,茨城県ひきこもり相談支援センター長 浅沼秀司氏らの話が聞けました。それによると,全国に推定300万人の引きこもりがいるらしい。社会の変化により,ニート,引きこもり,不登校,貧困が増加している。声掛けするときのNGワードやメンタル面の斟酌が大切だ。「まちキッチン」では,いわゆる「子ども食堂」ではなく,子どもも一緒に調理をする「食材と人材を和える」工夫をしている。地域の中にたまり場・居場所をつくるのは簡単,楽しいサークルとして地域に点在しているのがいい,地域にあなたを気にする誰かがいると感じてもらう,などパネラーの方々の経験談を交えた話を聞くことができました。なかでも,人間関係の貧困が進んでいる。日本では親が面倒見るので引きこもりになるが,海外ではホームレスになる,といったことには考えさせられました。