お知らせ

 10月14日(金)”市民ホールやたべ”にて「県西地区高等学校PTA指導者研修会」が行われ、PTA副会長、研修委員2名、教員1名で参加してきました。

 開会式の後、「新しい時代に対応するPTA活動の在り方」をテーマとして、並木中等教育学校、水海道第二高校、八千代高校、古河第一高校の4校による研究発表がありました。支部会の廃止、前年度までの事業を踏襲しない、ボランティアを最大限に利用する、年度ごとに活動方針を定める、役員選出、総会の在り方…等々、各校それぞれで保護者がPTA活動に関わりたいと思えるような工夫がうかがえました。県の高校教育課と生涯学習課より、組織改編のタイミング、ボランティア、サポートの充実、生徒の健全な育成を目指し学校や地域社会の特色を活かしたPTA活動を行ってほしいとの助言がありました。

 講演会では、「私の俳優人生~人とのつながりを大切にして~」の演題で俳優の羽田美智子さんの講演がありました。羽田さんは、水海道二高卒で、ドラマ「特捜9」「ひよっこ」などに出演、いばらき大使、オンラインショップ「羽田甚商店」店主も務めています。

 オーディションで芸能界入りしてからの様々な経験談を織り交ぜての講演でした。”失敗”、”難しいところ”、”辛いところ”は、相手役とのバランス、20ページの台詞を丸暗記、撮影で息が白くならないように氷を口に含む、…等々。”素晴らしいところ”は、ドラマを通じて人の人生に影響を与えられる、伊東四朗、野際陽子、渡瀬恒彦など父母兄と慕うほどの素晴らしい俳優の先輩との出会いがあったこと、役を通じていろいろな人生を疑似体験できること、…等々。

 また、「個」(ソリチュード)≠「弧」(ロンリネス)、「成功」の反対語は「失敗」ではなくて「無難」。「無難」は枠の中で安心安全だが成長は見込めない。「成功」は枠から出ることで人の痛みがわかる、有難味がわかる。「忙」「忘」、不正が「歪」に、「辛」に一本プラスすれば「幸」となり、「吐」からネガティブ(-)を除けば「叶」となる。「人生の一番辛いときがチャンスだと思う」。困難に立ち向かう力の大切さを改めて感じさせられました。そして、「ありがとうと言うよりも、ありがとうと言ってもらえる人になりたい」という人とのつながりを大切にする言葉が一番心に響きました。

 「研究発表会では、人数が集まらないのはどの学校も課題となっており、そこで目指すは大きなPTAではなく、あえて小さなPTA、イベント事は、関わりたい、見たいと思う気持ちを持つ強制ではないボランティアで保護者を集めるのが理想、変化を恐れず、組織の改変をしたいという、並木中等さんの発表が印象的でした。」(研修委員)

 「羽田美智子さんのお話では、過去の出演作の写真を投映しながら20代の苦労から得た事、演技する上での気遣いを語っておられました。周りと同じ生き方を選ばず無難という枠を超える勇気も時には必要だと感じました。人は出逢う為に生きている、ありがとうと言ってもらえる生き方をしたいとおっしゃっている羽田さんの言葉から、PTA含め、人とのつながりを大切にしてほしいというメッセージだと思いました。」(研修委員)