ここに大きなリンゴの木があったとします。そのリンゴの木の下にいれば、たまに落ちてくるリンゴを拾って食べることができるかもしれません。しかし、その木に登れば新鮮なリンゴを手に入れることができます。
このとき、誰かが用意したハシゴを使って登っていたのでは、ハシゴの高さのリンゴしか手に入れることはできません。自分で木に登る方法を身につけ、自分の手と足で登ることができるのならば、その木の一番てっぺんまでたどり着くことができます。
そうすれば、ハシゴより上にあるもっともおいしいリンゴが手に入るばかりか、その高さからまわりを見渡したときに、近くにもっと大きなリンゴの木があることに気づくこともあるでしょう。
「木に登るためのハシゴを用意してあげるのではなく、自分の力で登れる方法を身につけられるようにする」……これが私たちの目指す教育です。子どもたちが自分で考え、判断し、行動できる自立心を養うことこそ大切なことと考えています。
このことは、勉強の方法にも当てはまります。「知りたい」「わかりたい」「発信したい」といった気持ちをきっかけに、「まずは自分でやってみよう」といろいろな課題にチャレンジし、失敗もしながら解決に向けて「よく考える」ことが力をつける秘訣です。
「いろいろなことへの挑戦」、「よく考えること」、「試行錯誤」……これらにじっくりと時間をかけることができる……これが6年一貫である中等教育学校の最大の強みです。
「手を離すために手をかける」……依存型ではなく自立型、習得型ではなく探究型の習慣を身につけ、自分の可能性を最大限に伸ばして、未来のリーダーとして飛躍できる人材を私たちは育てたいと考えています。